本会会員で日本の乳幼児精神保健の黎明期から、その発展と普及にメディアの立場からご尽力くださった元NHKディレクター藤井チズ子様が、この2月20日にお亡くなりになりました。
世界乳幼児精神保健学会WAIMHが設立された40年前から、WAIMH大会(1986)やパリ議会（1989）での日本の発表を陰で支えて下さいました。東京地域大会(1994)では、世界から集まったリーダーを取材し、NHK教育番組制作につなげ、世界乳幼児精神保健の最新の動向を全国に放送しました。そのことにより、毎年ＦOUR WINDS大会に世界のリーダーが来日することにつながりました。
第11回横浜WAIMH世界大会(2008)では、トレヴァーセンとクラメール博士のシンポジウムをNHK特別番組として日曜のゴールデンタイムに全国のお茶の間に届ける企画を陰でご支援くださいました。
ご自身は十代の初めに東京空襲の戦禍を逃げまどい、九死に一生を得た体験を胸に、NHKの草分け女性ディレクター、また働く母親として、戦後の日本女性の地位向上と、日本の幼児教育の推進に、番組制作の形で貢献し、優れた後輩を多く育ててこられました。
今日の日本乳幼児精神保健学会は、藤井チズ子様の長年にわたるご支援なくしてはありえません。
ここに深い感謝をこめて、哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。
一般社団法人 日本乳幼児精神保健学会
（世界乳幼児精神保健学会日本支部）
代表理事 渡邊 久子
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●通夜 ３月１日（金）１８時
●葬儀 ３月２日（土）１０時
●喪主 藤井宏一（御長男）様
●式場 昭和セレモニー シティホール市川
千葉県市川市、市川１-12-4、 電話047-704-1000, FAX 047-704-1003
(JR総武線市川駅下車、北口徒歩２分、京成電鉄市川真間駅下車 南口徒歩８分)
※喪主で長男の藤井宏一様から会員の皆様へのご案内のご希望がありました。
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